「届け!パネテリエ」の活動を通じて

Colum

このたびみなさまへ新しくご提案させていただいた活動「届け!パネテリエ」を続けていくにつれて、みなさまから応援のお言葉やご意見など色々寄せていただいており、感謝に満ちた日々を過ごさせていただいています。しかしながら、コンセプトも目的もあちこちに取り急ぎの文章だけで記しているため、大切な事を伝えきれていない不安に駆られる瞬間が増えて参りましたので、このあたりで一度みなさまに私はまむらの考えと、お伝えしたいことを文章にしてお話しさせていただいておこうと思い記事にさせていただきます。

「届け!パネテリエ」の目的

我々を必要としてくれる人がいるのならどこへでも喜んで駆けつける事。ただそれだけが目的です。

昨今の新型コロナウィルスを受けておこなわれた休校やイベント自粛、などで外出もままならない状況に小さなお子様をお持ちの保護者さまなどはとても不安な思いで日々過ごしているのではないかと思います。

スーパーやコンビニ、通販でなんとかこの「パニック」をやり過ごそうと大変な思いをされているのではないでしょうか。

人と人との繋がりや、活動範囲が分断され、小さな恐怖に端を発する、不信感の渦に巻き込まれそうになることもしばしば見られるようになりました。そんな中小さなお子様やお年寄りのいらっしゃるご家庭などでは、外出する気持ちも萎えながらも思い腰をあげ、普段の買い物では欠品の棚に目をやり、いつも以上に重い荷物でうんざりしていらっしゃるのではないでしょうか。

そこで私達がご提案させていただいたのが、

宅配無料でお届けします。

期間限定ではありますが、あんぱんひとつ、食パン1斤ご注文いただければ可能な限り配達させていただくというものでした。

宅配にかかる交通費など費用は、「投げ銭パン屋」という私たちの別の活動資金を充当いたします。この「投げ銭パン屋」というのは、私が以前からやってみたかった無料のパン屋の仕組みです。昨年から復興イベントなどへ出店を始め、僅かではございますが資金を蓄えてまいりました。

この「投げ銭パン屋」では、お客様がパンの代金として机の上のコック帽に私から見えない形で投げ銭をしていただき、必要なだけパンをお持ちいただくというちょっと変わった活動です。この活動のきっかけについては、検索エンジンで「ソトコト パネテリエ」とか「広島豪雨災害 パン屋」などで色々と書いていただいているのでここでは省略させていただきます。

この活動を通じてお伝えしたいこと

私は豪雨災害を乗り越えて、たくさんの事を経験し、学びました。そして、たくさんの「分かち合い」や「おもいやり」を与えられ、支えられました。それが私の過ごす日々の原動力となっている事を常に感じています。きっと他の災害でも、「あの時は大変だった。」と、そういうお話がたくさんあるのではないかと思います。
しかしながら、今回のウィルスの騒ぎに至っては、どこかそういった「マインド」が薄まってしまっているのではないかと少し寂しく感じる場面を目にしてしまいます。政治家や専門家の話に批判的な声を上げるのは時には必要な事かもしれません。身近に迫る目に見えないもの、初めての事ですから、戸惑うし、怖いですよね。みんな一緒です。しかし、そんな大きなスケールの話を評論していると、身近な問題が小さく見えてしまいがちです。
まず目の前で起きている事に正面から向き合ってみませんか?

耳を澄ませば、きっと聞こえてくるはずです。あの災害の時、学んだ事のひとつに、本当に困っている人は小さな声でしか叫べない。という事がありました。困っている時に限って、やせ我慢したり、協調しようとしたりしてしまう。一日中もっているスマホを一旦置いて、目を閉じて耳を澄ませば聞こえてくるはずです。小さな小さな「助けて」。そして、聞こえてきたら、迷わず、考えず、Go For it!でReach Out!です。あの時、つらい事も嬉し事も分かち合い、おもいやる事ができたのだから。

1人の困っている人は99人の困ってない人で。

しかしながらこういう活動をしていると、時折自分の行動や判断に自分で酔ってくるような、自分が神様にでもなったような、混乱しているような不快な感覚を抱くことがあります。いつの間にか、私が他人を評価している瞬間です。私は決して困っている人と困ってない人を判断する立場ではありません。ですから当然、困ってない様に見えて実は困っている人を探す事も必要ありません。
「困っている人ひとりを困っていない人100人の中に匿って(かくまって)あげられるような、そんなあったかい世の中っていいな。と、そういう思いに至りました。
多くの方々にこの仕組みを利用していただき、たくさんの方々のもとへ走り続け、何百という方々と笑顔交わした結果、その中にひとり、私の知らないうちに本当に困っていらっしゃった方のひとつに私が役立っていられたらいいなと、そんな考えです。活動3日目にして、おかげさまでたくさんのオーダーをいただき、ついでのついでのついでの…(ついでの数珠繋ぎ?)で、最後は野呂山まで登りました。みなさまが、こちらにまた来る時は教えてねと言っていただけるその一言の暖かさ。みなさまが、みなさまのために。とても充実した疲労感を得て帰路につきました。

エリアを決めてから、みなさまへ投げかけさせていただいた結果、「ぜひ持ってきて!」という方1人の所へ行く事が決定します。すると途端に、99人の私を応援してくださる方々から「じゃあついでに!」と言っていただき、沢山お買い物をしていただき、まるでマラソンの給水所のように点々と遠方まで私を運び次の笑顔へめぐり合わせていただいています。

とはいえアイデアと勢いだけでやっています。

配達料無料でどこへでも商品が店頭価格で届くサービスですから、採算がとれる筈もありません。しかし、実際には皆様の「愛あるついで」のおかげ様でしばらくつづけられそうな売り上げが確保できています。

結果から見ると、まるで計算尽くのようですが、この企画を始めるに当たり、実際には一旦全ての可能性をみなさまへ丸投げしているようなものです。エリアの決定もただの勢いです。
今週行く事ができなかった、あるお客様へどうしてもお届けしたいという思いがきっかけで、来週の予定を皆さまへ問いかけているだけです。全てはお客次第のこの活動、私の「意味のわからない正義感」や、使命感と、勢いを後押ししてくださる、たくさんのお客様に心から感謝しています。

ありがとうございます。こころから。

引き続きよろしくおねがいします!難しい事を抜きにみなさまが便利に使ってくださっているうちに、誰か本当に困っている方の元へも私がパンを届けている事を期待していてくださいませ。

というお話でした。乱文失礼しました。はまむら

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